参戦数
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Rd
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グランプリ |
予選(グリッド)
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決勝
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備考 |
53 |
1 |
バーレーンGP |
20(20) |
18 |
ほとんどテスト無しで実戦となった開幕戦。予選は前のグリッドから1"5遅れの20位。
決勝では、給油機のトラブルなどもあって計6度のピットインを繰り返すなど厳しい展開ではあったが、完走をはたし貴重なデータを集めた。(4周遅れ) |
54 |
2 |
マレーシアGP |
21(17) |
14 |
得意のスタートで順位を上げる。序盤から中盤にかけては、MF1やトロ・ロッソとレースを展開。ペースに勝る相手を匠に押さえ込み、一旦抜かれたトロ・ロッソをブレーキングで抜き返すという一幕も。国際映像でも流された琢磨の走りは、チームの士気を高める熱いものだった。2戦連続完走。 |
55 |
3 |
オーストラリアGP |
21(21) |
12 |
初日からトラブルが続き苦しいレース。しかし、決勝スタートでは中盤まで順位をあげ、バリチェロ(ホンダ)クルサード(レッドブル)らペースの速い車につけいる隙を見せずに走る。最後はホイールのトラブルでピットレーンでフィニッシュを迎えたが3選連続の完走。 |
56 |
4 |
サンマリノGP |
21(21) |
リタイア |
スタートで1台をかわすもたんたんとレースを進める。1回目のピットストップ後にコーナーでスピンして今シーズン初のリタイアに終わる。 |
57 |
5 |
ヨーロッパGP |
21(20) |
リタイア |
若干のアップデートされた新シャシー05を投入。好スタートを決め、一時は12位までに浮上するが、その後はずるずると順位を下げるフラストレーションのたまる展開。最後は油圧トラブルのためピットでリタイア。 |
58 |
6 |
スペインGP |
20(19) |
17 |
レース序盤には、コースをはみ出しスピン。スタートでかわしていた後続に抜かれるもコース上にとどまることには成功する。最下位4周遅れながら完走を果たす。 |
59 |
7 |
モナコGP |
20(19) |
リタイア |
燃料を積んでの1ストップ作戦を選択。安定した走行を重ねていたが、ECUのトラブルにより46周でピットでリタイアとなった。 |
60 |
8 |
イギリスGP |
20(21) |
17 |
フリー走行でクラッシュ。予選ではTカーで出走。エンジン交換も行ったため、グリッドは降格となった。レースでは他のマシンのペースについて行けない苦しい展開。それでも完走を果たす。 |
61 |
9 |
カナダGP |
21(20) |
15 |
スタートでミッドランドの2台をかわす好スタート。しかしクルサードと接触して後退。レース終盤までミッドランドのモンテイロをリードする展開だったが、ファイナルラップでターン9のウォールにクラッシュ。完走扱いとはなったが、チェッカーを受けることは出来なかった。 |
62 |
10 |
アメリカGP |
18(18) |
R |
今シーズン予選最上位を獲得。決勝スタートでも1コーナーの多重クラッシュをすり抜けて11位までポジションをあげる。しかし、リスタートの際にモンテイロのインをつきオーバーテイクを試みたところラインをふさがれ接触、リタイアとなった。 |
63 |
11 |
フランスGP |
22(21) |
R |
フォーメイションラップでスタートできず取り残されたが、何とかグリッドにつく。しかし決勝スタートでもスタートできず、何とか走り出すことは出来たものの、すぐにストップ。 |
64 |
12 |
ドイツGP |
19(17) |
R |
待望の新車SA06を得て、予選では19位とモンテイロを上回る。しかし、決勝ではペースが予想より上回らない中、38周目にギアボックスのトラブルでリタイアとなった。 |
65 |
13 |
ハンガリーGP |
20(19) |
13 |
スタートで順位を上げたものの、クラッチのトラブルが発生してペースは上がらず。その後もギアトラブルで3速を失いながらも我慢の走行を強いられる。雨の中、多くのリタイアがでるレースの中、ゴールまでマシンを運んで14位でフィニッシュしSA06での初完走を記録した。クピカの失格で13位というリザルトとなった。 |
66 |
14 |
トルコGP |
22(21) |
DNF |
SA06Bを得ての走行で期待されたが、予選ではフロアに穴が開くというトラブルで再開に沈む。決勝スタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、ピットで修復作業を行い、16周遅れでレースに復帰。zikoの影響の残る苦しいマシンをゴールまで運んだが周回数不足で完走扱いはならなかったが、貴重なデータをチームにもたらした。 |
67 |
15 |
イタリアGP |
21(21) |
16 |
決勝前に油圧計のトラブルが判明したため、Tカーに乗り換えピットスタートとなる。
決勝走行中もフロアが剥離するというトルコGPと同様のトラブルに見まわれたが、なんとか2周遅れの完走を記録した。 |
68 |
16 |
中国GP |
20(21) |
失格(14) |
レース前にエンジンの不具合がみつかりエンジン交換を行グリッドダウンのペナルティを受ける。決勝では難しい路面コンディションの中、終盤ではMF1やトロロッソと互角のペースでの走行を行い14位でチェッカーを受けた。しかし終盤ハイドフェルドに対する青旗を無視したとされ、オーストラリアGPですでに警告を受けていたため、失格の裁定をうけた。 |
69 |
17 |
日本GP |
20(20) |
15 |
期待をもって迎えた地元日本GP。スタート直後のS字では前走者をオーバーテイクする場面も見られたが、徐々に引き離される展開。しかし中盤以降はペースも上がり、MF1やトロロッソと互角のペースでレースを展開。MF1を抑えて15位で完走。地元ファンの前でその存在を見せてくれた。 |
70 |
18 |
ブラジルGP |
20(19) |
10 |
いつもの下位グリッドからのスタートだったが、クルサードとをサイドバイサイドからオーバーテイクするなど順位を上げ中盤以降は10位を走行。終盤のペースはトップを走行するF.マッサと遜色の無いもので、その走りは大きな驚きとインパクトをもたらした。結果は今シーズン最高の10位完走。
レース後には「レッドブリテン」で「Unsung Hero」に選出されるなど高い評価を受ける走りを見せた。 |
佐藤琢磨の2006年
出走
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ランキング
(獲得ポイント)
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決勝最高位
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予選最高位(グリッド)
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ファステストラップ
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18戦
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23位(0P)
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10位
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18位(17番グリッド)
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0回
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新チーム「スーパーアグリF1」からの参戦となり、当初は4年落ちのアローズのマシンをベースにしたSA05での参戦と言うこともあり、苦しくフラストレーションのたまる1年となることは予想されていた。
しかし、佐藤琢磨は1ドライバーの枠を越え、チームの牽引役ともいえる活躍を見せる。常に最下位クラスでの走行でありながら、堅実に、かつベストの走りを展開。昨シーズン見られた焦りによる自滅もほとんど見られなかった当たりに琢磨の成長が感じられた。
中国GPでは、下位チーム故に青旗を無視したとして失格の裁定をうけたが、めげることなく日本、ブラジルとのぞみうる最高の結果を記録。特にブラジルGPでは、終盤は優勝したマッサと遜色の無いタイムで周回するなど、大きな評価に繋がる走りを披露した。
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