参戦数
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Rd
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グランプリ |
グリッド(予選)
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決勝
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備考 |
37
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1
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オーストラリアGP |
20(-)
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14
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予選1回目は、突然降り出した雨に翻弄されスピン・クラッシュ。2回目の予選はタイムを記録せず決勝の追い上げを狙う。決勝では、スタートで14位まで上がるが、その後順位を上げられずポイント圏外を走行。最後は次戦にフレッシュエンジン搭載の権利を得るため、あえてゴールせずPITでレースを終えた。 |
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2
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マレーシアGP |
欠場
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金曜のフリー走行は14位。しかし、ウイルス性の発熱で欠場。代役にアンソニー・デビットソンが出走。 |
38
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3
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バーレーンGP |
13
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リタイア
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序盤は、マクラーレンのデ・ラ・ロサや、フェラーリのバリチェロt¥らと好バトルを展開。しかし、1回目のピットストップ後ブレーキトラブルでリタイア。 |
39
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4
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サンマリノGP |
6
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失格
(5)
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6位グリッドからスタートすると、5位にポジションアップ。レース中もウェーバーをパスするなど久々に琢磨らしい走りを披露。BARは今シーズン初めて完走すると共に、バトン3位、琢磨5位とそろって入賞を果たした。しかしレース後にバトンのマシンには重量規定違反と判定され、5月5日にポイント剥奪と、スペイン・モナコ両GPへの出場禁止処分がなされた。 |
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5
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スペインGP |
出場停止
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サンマリノGPでの、重量規定違反問題について、BARは合法を主張したが、結局2レースの出場停止処分の裁定を受けた。 |
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6
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モナコGP |
出場停止
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40
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7
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ヨーロッパGP |
16
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12
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2戦の出場停止からあけた復帰戦。予選方式が変更され、土曜日1回の方式に変更。前戦を欠場したBARは最初のアタッカーとなり不利な状況の中16位にとどまる。琢磨はスタート後のアクシデントの影響を受けるなどの不運もあったが、12位で完走した。 |
41
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8
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カナダGP |
6
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リタイア
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序盤にギアトラブルによりピットに。リタイアかと思われたが、なんとギアボックスを交換して24LAP遅れでレースに復帰。あきらめない走りを見せてくれたが、ブレーキトラブルにより結局リタイアとなった。 |
42
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9
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アメリカGP |
8
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リタイア
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MIタイヤに構造上の問題が明らかになり、全てのMIユーザーはフォーメイションラップ後にPITに戻りスタートせず。スタートしたのはBSの6台のみというレースはミハエル・シューマッハーが制した。 |
43
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10
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フランスGP |
4(5)
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11
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予選では久々にバトンを上回り4位グリッドからスタート。序盤バリチェロをオーバーテイクするなど琢磨らしい走りを見せてくれたが、トゥルーリをオーバーテイクしようとしてコースアウト。その後はマシンのバランスが狂い、ペースが上がらず。 |
44
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11
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イギリスGP |
7(8)
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16
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スタート前のフォーメイションラップで間違えてエンジンのキルスイッチを押してしまうというミスでストップ。1周遅れでスタートしたが、ミナルディとジョーダンのマシンをとらえるのが精一杯で16位完走。
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45
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12
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ドイツGP |
8
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12
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スタート直後の混乱は無事だったものの、続く3コーナーでフィジケラに追突。ピットインして交換したものの、マシンのバランスは戻らずペースが上がらない苦しい展開。 |
46
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13
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ハンガリーGP |
10
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8
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チームのタイヤ選択のミスからペースが上がらないものの、2stop作戦を遂行して、今期初入賞。
レース後に、パートナーとの間に子供を授かった事を報告。2重の喜びとなった。(12月出産予定) |
47
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14
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トルコGP |
20(14) |
9
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予選では8コーナーでコースオフしタイムロス、さらに、直後のウエーバーのアタックの邪魔をしたとして予選タイムを抹消され最後尾からのスタートとなる。
ピットスタートを選択した琢磨は、燃料を補給し1ストップ作戦で追い上げを図ったが、惜しくも9位フィニッシュ。 |
48
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15
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イタリアGP |
4(5)
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16
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予選で好調な走りを見せ5番手タイムを記録。ライコネンの降格のため、4番手スタート。
4番手のまま最初のピットインを終えた琢磨は、なんと翌周もピットイン。給油システムのコンピュータがエラーをしめして、燃料が入っていないと表示されたためだったが、2回目のピットインで燃料はあふれるてしまうほど入っていた。レースの中盤を満タンで走った琢磨はペースが上がらず、タイヤも痛めて下位に沈む。
このレースでは参加20台が全車完走という記録も残された。 |
49
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16
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ベルギーGP |
11
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リタイア
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序盤は好調な走りでバトンらもかわして、6位にまで浮上。1回目のピットストップ後、SCが入って再スタート時の1コーナーでなんとミハエルに追突。共にリタイアとなる。ミハエルは車から降りるとコクピットの琢磨に近寄り、何事かしゃべった後で琢磨のヘルメットをたたくシーンが世界に放送された。この事故のペナルティとして、次戦ブラジルGPの予選10番手降格が課せられた。 |
50
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17
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ブラジルGP |
20(-)
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10
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ベルギーでの追突事故のペナルティの為1予選10番手降格が決まっていた琢磨は、予選をすててエンジン交換も行い、最後尾からスタート。
1ストップ作戦で追い上げたい琢磨は、スタート直後のクラッシュもうまくすり抜け11位まで順位をあげ、一時は6位まであがる。しかしリアサスペンションが壊れペースが上げられなくなり10位完走がやっと。 |
51
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18
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日本GP |
5
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失格
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久々の上位グリッド獲得でファンの期待は盛り上がったが、スタート後の1コーナーでコースアウト。10周目のシケインではトゥルーリのインに飛び込む形で接触。琢磨は走り続けたが、トゥルーリはその場で失格となった。この接触は審議の対象となり、レース後に成績抹消の措置が執られた。 |
52
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19
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中国GP |
17
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リタイア
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06年を締めくくるレースも、一年を象徴するかのようにトラブルが降りかかる。予選出走は日本GPの成績抹消の為、一番目。予選17位から追い上げを図るが、ギアトラブルで鮮烈を去る。 |
佐藤琢磨の2005年
出走
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ランキング
(獲得ポイント)
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決勝最高位
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予選最高位(グリッド)
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ファステストラップ
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16回
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23位(1P)
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8位
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5位(4位)
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0回
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シーズン序盤から、マシンの戦闘力は不足し苦戦が続く。それに追い打ちをかけるように、様々なトラブルが琢磨を襲う。
第2戦は突然の発熱により欠場。第4戦サンマリノGPでは、チームメイトのバトンのマシンが最低重量違反で提訴され、失格と同時に5/6戦の出場停止の処分を受ける。第9戦アメリカGPでは、装着するミシュランタイヤが構造的に棄権として他のMIチームと共に決勝レースを棄権。マシンがようやく戦闘力を取り戻し、チームメイトがポイントを獲得しはじめた中盤以降になると、琢磨は負のスパイラルに陥ったかのようなレースが続く。イギリスでのエンジンストール、ドイツでの追突、ハンガリーでようやく初ポイントを獲得し、流れが変わるかと期待されたが、その後も、イタリアでの給油トラブルなどの後、ベルギーでのミハエルへの追突と日本でのトゥルーリとの接触事故で大きく評価を下げてしまった。
その間に、バリチェロの加入とバトンの残留が決まり、琢磨は2006年のシートを失うことになった。
12月には、長年のパートナーとの間に子供が生まれる。次年度の挽回を期待したい。
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