Rd |
グランプリ |
佐藤琢磨 |
井出有治(1-4戦)
F,モンタニー(5-11戦)
山本左近(12戦〜) |
レースの概略 |
予選(グリッド) |
決勝 |
予選(グリッド) |
決勝 |
1 |
バーレーンGP |
20(20) |
18 |
21(21) |
R |
ほとんどテストを行うことなく迎えた開幕戦は、実質的にテストとしての位置づけ。それでも決勝スタートを迎えたことに喜びを感じるチーム。
予想通り予選は最下位タイム。スタート後もピットインでトラブルは見られたものの、佐藤琢磨が完走して貴重なデータを持ち帰った。 |
2 |
マレーシアGP |
21(17) |
14 |
22(18) |
R |
佐藤琢磨は、ペースに勝るトロロッソやMF1を相手に奮闘し2戦連続完走を果たす。一方、井出有治はまたもメカニカルトラブルによりリタイアに終わる。 |
3 |
オーストラリアGP |
21(21) |
12 |
22(22) |
13 |
初日からトラブルに苦しんだが、初の2大そろっての完走を記録。琢磨は序盤、本家ホンダのマシンを従えて走る。 |
4 |
サンマリノGP |
21(21) |
R |
22(22) |
R |
井出はスタートでアルバースと接触してリタイア。琢磨もペースが上がらない中、スピンしてレースを終え、初の両車リタイアという結果に。 |
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佐藤琢磨 |
F、モンタニー |
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5 |
ヨーロッパGP |
21(20) |
R |
22(21) |
R |
直前にチームに対してFIAから「アドバイス」があり、井出有治とモンタニーが交代。モンタニーは琢磨に迫るタイムを記録する。決勝では2台とも油圧トラブルでリタイアという結果に終わる。 |
6 |
スペインGP |
20(19) |
17 |
21(20) |
R |
直接のライバルとなる、MF1に徐々にタイムを詰めていく。モンタニーは予選でアルバースを上回るタイムで走行しながら最後にコースアウト。戦闘力が徐々に向上している証か・・ |
7 |
モナコGP |
20(19) |
R
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21(20) |
16 |
燃料を積んでの1ストップ作戦。セッティングは決まり安定した周回を重ねる2台だったが、レース後半に琢磨は電気系のトラブルでリタイア。モンタニーは16位で初の完走を記録。 |
8 |
イギリスGP |
20(21) |
17 |
21(20) |
18 |
サードドライバーに山本左近を起用。琢磨はエンジン交換をしてスタート。オーストラリア以来となる2台完走は果たしたが、ペースの遅さが目立ったレースとなってしまった。 |
9 |
カナダGP |
21(22) |
15 |
22(21) |
R |
モンタニーは4周目にエンジンから白煙をあげてリタイア。佐藤琢磨はレース終盤までミッドランドのモンタニーをリードして走っていたが、最終ラップでウォールにクラッシュ。完走扱いの15位となった。 |
10 |
アメリカGP |
18(18) |
R |
22(20) |
R |
モンタニーはスタート直後の多重クラッシュに巻き込まれ、その場でリタイア。琢磨は11位までポジションをあげたが、リスタートで前を行くモンテイロのインをついたが、接触、リタイアとなった。 |
11 |
フランスGP |
22(21) |
R |
21(20) |
15 |
母国フランスGPでのレースを迎えたモンタニーは、地元ファンの前で気をはき、初めて佐藤琢磨を上回る予選タイムを記録。決勝でも、ミス無く完走を果たした。佐藤琢磨は、マシントラブルによりスタートで取り残される。何とか走り出したものの、すぐにストップ。リタイアとなった。 |
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佐藤琢磨 |
山本左近 |
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12 |
ドイツGP |
19(17) |
R |
21(22) |
R |
待望の新車SA06と、山本左近のデビューレース。左近はフリー走行3回目にクラッシュを喫し予選はSA05でのアタック。
決勝は左近はピットスタートとなるがトラブルで1周したのみでリタイア。琢磨は一時は13位までポジションをあげたがギアボックストラブルでリタイアとなった。 |
13 |
ハンガリーGP |
20(19) |
13 |
22(21) |
R |
雨の難しいコンディションの中、佐藤琢磨はギアトラブルなどを乗り越えて何とか完走を果たす。しかし左近はまたも1周目でのリタイアとなってしまった。 |
14 |
トルコGP |
22(21) |
DNF |
21(20) |
R |
SA06のフロント周りを改良したバージョンを投入。しかし、1台分の部品しか間に合わず金曜日はモンタニー、予選・決勝では佐藤琢磨のマシンに採用される。決勝では琢磨は1周目に事故に巻き込まれるが、ピットで修復を計り15周遅れでレースに復帰。ゴールまで何とか走りきり貴重なデータを集めた。 |
15 |
イタリアGP |
21(21) |
16 |
22(22) |
R |
金曜日にはサードドライバーのモンタニーが10番手を記録。期待感を高めたが、決勝では両車に油圧計のトラブルが発生。またフロアが剥離するトラブルも再発し、琢磨が16位完走を記録するにとどまる。 |
16 |
中国GP |
20(21) |
失格(14) |
21(19) |
16 |
琢磨はエンジンの不具合から交換を行う。決勝では難しい路面コンディションの中、終盤ではMF1やトロロッソと互角のペースでの走行を行ったが、終盤ハイドフェルドに対する青旗を無視したとして失格の裁定をうけた。山本左近も青旗無視によるドライブスルーペナルティを課せられたが、初の完走を果たした。 |
17 |
日本GP |
20(20) |
15 |
22(22) |
17 |
レース序盤は、先行するMF1やトロロッソからじわじわと離されたものの、レース中盤からは互角のペースに。琢磨はMF1とトロロッソをしのいで15位で完走。山本左近も終盤スピンをする場面もあったが2戦連続の完走を果たし、地元のファンの期待に応えた。 |
18 |
ブラジルGP |
20(19) |
10 |
21(20) |
16 |
最終戦でスーパーアグリは素晴らしパフォーマンスを展開。佐藤琢磨は中盤以降は、トップのマッサのペースト遜色の無いペースでレースを展開し、10位完走を果たした。また、山本左近も健闘し、ファステストラップで7位を記録して完走。最終戦を素晴らしい結果で締めくくった。
レース終了後、2006年のタイトルを獲得したルノーのスタッフがシャンパンを持ってお祝いの駆けつけるなど、スーパーアグリチームのがんばりはF1界に新風を吹き込んだのかもしない。 |