JGTC第2戦。ローリングスタートに向けてペースカー先導によるフォーメイションラップ中、雨が激しく視界が悪かったために、ペースカーはピットに戻らずフォーメイションラップ継続となったが、この混乱によりメインストレートにおいて多重クラッシュが発生。太田哲也のフェラーリ・F355も巻き込まれ、爆発・炎上した。
炎上する太田のマシンに対して救助は遅れ、消化・救出にはドライバー仲間が開始したが、太田は1分近くマシンに取り残された。
太田は瀕死の重傷を負ったが、奇跡的に一命は取り留めた。
事故の原因として、スタートのペースカーの速度や挙動があげられ、また事故後の救助体制の問題など、レース主催者やサーキットサイドの安全管理など多くの問題点が指摘されることとなった。
太田哲也は当初再起不能と言われたが、事故から2年半後にサーキットへ復帰。リハビリの模様などは、自らの著した書籍や映画化もされた。
関連サイト 太田哲也公式HP
1998JGTCRd.2ドライバー証言集1
関連書籍 クラッシュ-絶望を希望に変える瞬間-
リバース-魂の戻る場所-
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