F1への登竜門とされる、F3マカオGP。
第一回大会の開催は1954年で長い歴史を誇るが、現在のF3世界一決定戦としての位置づけとなったのが1983年。ここから、現在のように世界の若手が対決する注目を集める一戦となっている。また、1983年のウイナーとなったのがアイルトン・セナであり、彼のその後の活躍がマカオGPの名声を益々高めたと言えるかもしれなし。
また、1990年のミハエル・シューマッハとミカ・ハッキネンの対決もすでに語りぐさとして伝わっている。マカオGP後にF1で活躍したドライバー達として、前述のアイルトン・セナ、ミハエル(1983年優勝)・シューマッハ(1990年優勝)、ミカ・ハッキネン(1990年2位)らの他、デビット クルサード(1991年優勝)、ラルフ シューマッハ(1995年優勝)、佐藤琢磨(2001年優勝)らがいる。
しかし、近年はそのままF1へのステップアップというドライバーは少なく成っているのも一つの現実としてある。
レースの舞台となるのは、公道を閉鎖した「ギア・サーキット」。F1のモナコGPと同様、コースの大半がコンクリートウォールとガードレールで囲まれ、些細なミスが、即クラッシュ・リタイアに結びつく。また、山側はツイスティなコーナーが続くのに対して、海側は高速なストレートがあり、マシンのセッティングにも難しい難コースとされる。
2006年開催予定:11月19日
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