A:.国際F3000選手権(今年はGP2シリーズ)で
過去2年以内にシリーズ4位以内であること。
過去2年以内に3位以内に5回以上入賞したこと。
過去2年以内に6位以内に10回以上入賞したこと。
B:フォーミュラ・ニッポンで、過去2年以内にシリーズ3位以内であること。
C:IRL(インディ・レーシング・リーグ)で 過去2年以内にシリーズ6位以内であること。
D:CCWS(チャンプカー・シリーズ)で 過去2年以内にシリーズ6位以内であること。
E:ユーロF3000選手権で、過去1年以内にシリーズ・チャンピオンであること。
F:各国のF3選手権(ユーロF3、イギリスF3、イタリアF3、全日本F3)で、過去1年以内にシリーズ・チャンピオンであること。
G:テストを行う当該国のASN(JAFのようなFIA指定の団体)の許可を得たうえで、2日間レーシングスピードで計300km以上を走行したこと。
ドライバーが初めてF1に参戦したとき、それぞれが条件を満たしてスーパーライセンスの発給を受けている。
日本人ドライバーでは、中嶋悟、鈴木亜久里、片山右京が日本のチャンピオンとして参戦したし、中野信治、高木虎之助、鈴木利男らは全日本F3000での好成績を認められての参戦となった。一方、井上隆智穂は国際F3000での参戦で条件をクリアしている。また、佐藤琢磨、野田英樹はイギリスF3からの参戦を果たしている。また、服部尚貴もF3チャンピオンとしてスポット参戦をしている。
一方、1988年の全日本F3チャンピオン中谷明彦は、1992年にブラバムからF1参戦を目指したがスーパーライセンスの発給が降りず断念して事例もある。
様々な条件が付けられるスーパーライセンスだが、実質的にはテスト走行を無難にこなすことができれば、波及されることが多い。なし崩し的にスーパーライセンスが発給されるようだが、キミ・ライコネンや、ジェンソン・バトンらもこの例外措置からスーパーライセンスの発給を受けている。
例外措置も決してバカにしたものではないことを、証明している。